語学や専門技術の習得など様々な目的で留学をする場合に、重要となるのがお金の使い方です。そこで今回はロシアに留学する場合に必要な費用の相場や節約生活のコツについて解説していきます。
ロシアの留学に必要な費用の相場
留学をする上で知っておかなくてはいけないのが費用です。これは留学に限った話ではありませんが、滞在はおろか目的地に行くことすらできません。海外は国によって物価が異なるため、その国の生活事情などを考慮した上で予定滞在日数に必要な資金を調達することが基本となります。
ロシアの留学に掛かる費用は、1ヶ月で約30万円～50万円、1年滞在した場合は100～200万円が目安です。主な内訳は目的地までの渡航費、勉強するための学費、滞在するための生活費になります。
ロシアは日本の国土の45倍前後の広さを誇り、目的地によって渡航費に数万円以上の差が出ることあるので注意が必要です。学費も同様に留学の目的によって金額は変わってきます。特に音楽やダンスのような専門的な技術を目的としている場合には1ヶ月で数十万円の学費を支払うケースも珍しくありません。
長期滞在をする人にとって気になる生活費ですが、ロシアは日本に比べて物価が安く日用品や食料などの購入で頭を悩ませることは少ないと言われています。大都市圏であれば公共交通機関も日本と遜色が無いくらいに発展しているので心配いりません。
留学費用を調達する手段
前述したように、期間によって若干の違いはありますが、ロシアの留学には最低でも数十万円以上のまとまった費用が必要になります。留学費用の調達で最も簡単な方法として挙げられるのが親からの融資です。人に頼ることに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、専門技術の習得など留学の目的によっては年齢の若さがその後の結果に影響を及ぼすケースは少なくありません。不本意でも利用できる物は積極的に活用して行くことも必要です。
誰の力も借りずに全て自分で行いたいと言うのであれば、アルバイトや正社員として働いて資金を貯めていく選択をすることになります。この時の勤務地選びも重要なポイントの一つです。生活をしながらお金を貯めていく作業が必要になる以上、生活するだけでギリギリの収入しか稼げない所で働いていてはいつまで経ってもお金が貯まりません。短時間で高収入など効率良くお金が稼げる仕事を選ぶことが大切になります。そのほか、ロシア料理のお店など、働きながらロシア語や文化を学べる所を選ぶのも有効な手段の一つです。
節約して生活をするポイント
資金に余裕を持たせていても、考えも無しに使っていてはすぐに尽きてしまいます。数週間程度なら問題はありませんが、1年など長期の滞在をする場合、生活におけるアクシデントなども想定して計画的にお金を使っていかなくてはいけません。そのために必要となるのが語学力です。買い物や食事などで少しでも安い値段のお店を選択することは節約生活の基本になります。こうしたお店はガイドブックなどには掲載されていないので地元の人に聞いたり現地の情報誌などで見つけなくてはいけません。最低限日常会話ができる程度の語学力を持っておくことが節約に繋がります。
場所選びも重要なポイントの一つです。日本と同様にロシアも都市部を離れれば家賃が安く済みますが、その分生活がしにくくなってしまうのは否めません。また、生活をするためにアルバイトをする場合も、都市部に比べて郊外は働ける場所が限られてしまいます。お金を節約するのであれば、出費を考慮して住む場所を選ぶことが重要です。
資金も含めて事前にしっかりと計画を立てる
これはプライベートの旅行にも言えることですが、海外での生活は頭でイメージしているよりも費用が掛かります。慣れない生活に戸惑いやストレスを感じて必要以上のお金を使ってしまうケースは少なくありません。せっかく留学をしたのに途中で費用が尽きて帰国といったことにならないように、事前にしっかりと計画を立てることが大切です。