ニューカレドニアとは
観光スポットとしても知られているニューカレドニアはオーストラリア大陸の東側、ニュージーランドとの間にある小さな島です。この島はフランス領土の一部であり、フランス語が公用語となっていることから、フランス語を学ぶために訪れる場所としても近年人気が高まっています。ニューカレドニアはハネムーンで訪れる人も多いことからも分かるように、治安が良い国で日本人が多く訪れるます。現地の人も総じてフレンドリーです。
また、観光地を中心に日本語の案内が設けられているところも多いため、生活をする分でもそれほど不自由を感じることはほぼありません。さらに、島内は古いフランスの街並みを思わせるような景観が広がっており、世界遺産となっている豊富な自然にも恵まれているため、リラックスした雰囲気の中で滞在することができます。
ニューカレドニアの語学留学事情
前述したように、日本人が滞在しやすい環境が整っているニューカレドニアは、特にフランス語を学ぶ際の留学先として人気です。その理由の1つに、工夫次第で生活費を大幅に節約することが可能になるということが挙げられます。
フランスに留学した場合、日本で生活しているよりも高額の生活費が必要となることは珍しくありませんが、ニューカレドニアの場合には朝市やスーパーが充実しており、そこで安い食材を調達して自炊すれば場合によっては日本で暮らしているよりも生活費を抑えることは十分に可能です。
具体的な例を挙げると、フランス料理に付きもののクロワッサンやフランスパンが朝市では100円前後で購入することができます。新鮮な野菜や肉類にも不自由はしませんので、料理がある程度できるのであれば充実のグルメライフを送ることができるでしょう。
加えて、ニューカレドニアはフランス語圏でありながら、日本からのアクセスが良好であるという点も人気の理由です。フランスまで行くには半日以上かかりますが、ニューカレドニアであれば片道8時間半程度で行くことができますし、日本との時差も2時間しかないため、生活のリズムを維持しやすいというのも大きな魅力です。さらに、90日以内の滞在であればビザが必要ないという点も留学先として選びやすい理由であると言えます。
留学費用を節約するためのコツとは
ニューカレドニアへの留学はフランス本国に滞在するのと比べると安価で済むとはいえ、現地の語学学校に通ってしっかり勉強するならけして安くはない学費が必要となります。なるべく費用を節約してフランス語を学びたいということであれば、この正規料金を支払っての留学はあまり現実的ではない可能性が高く、そのような場合には別の方法を模索する必要があります。
お勧めの方法が、ホームステイやワーキングホリデー制度を活用して地元の人との触れ合いの中で生のフランス語を学ぶという方法です。まったく費用が掛からないという訳ではありませんが、ホテルに滞在して語学学校に通うのと比べて費用を大きく抑えることが可能となるため、試してみる価値はあるでしょう。ただし、この方法を活用するためには一定レベル以上のフランス語のスキルを身に着けていることが不可欠となります。一からフランス語を学びたいということであれば、いきなり現地の人とコミュニケーションを取ることはハードルが高いことから、一般的な語学学校に通った方が良いでしょう。
現地の学校に2週間通って学ぶ場合の費用は、交通費を含めておおむね30万円前後というのが相場となっています。決して安い金額ではありませんが、国内の語学学校に通うのと比べてそこまで高額という訳でもないため、無理をせず学びたいということであればこちらを選択することをお勧めします。
まとめ
今回は、ニューカレドニアでの留学を節約する方法や、ニューカレドニアの魅力について紹介しました。
フランスに留学すよりも安価で、時差や渡航時間も少ないニューカレドニアだと、留学中のストレスも最小限に抑えられそうですね。