留学先を決めるにあたって、適当に決めるというのは金銭的な面でも安全面でも良くありません。どういったポイントで自分に合った留学先を決めればいいのかという視点は必ず持っておきましょう。
ヨーロッパの留学先を選ぶポイント
ヨーロッパ留学において、どの国が良いかを選ぶときに重要になるポイントはいくつかあります。
目的をもつ
まずは目的です。語学留学という目的を持つ方は、それ以外に何をしたいかを決めておくと留学先を決めやすくなります。例えば、名物料理を食べる、自分の好きなアーティストのライブに行くなどです。語学以外の目的があれば、より留学が充実したものとなります。
治安を知る
次に治安です。特に女性1人で留学するのであれば、この点は最も重視しなければならないでしょう。確実に犯罪に巻き込まれないという国はありませんが、治安が良い国を選ぶに越したことはありません。外務省のホームページで治安について確認することができるので参考にしましょう。
予算を考える
また、予算も重要です。ロンドンなどは物価が高く、予算が少ないと生活が困難になってしまいます。そのため、自分が留学にいくらかけることができるのかを明確にした上で候補を絞るというのもポイントです。最後にビザの条件や内容です。国によってビザの内容や条件が異なるため、同じヨーロッパでも入国しやすい国としにくい国があります。さらに滞在しやすい国と滞在しにくい国もありますから、ビザの内容と条件はしっかり把握してから留学先を選ぶようにしましょう。これらの点に気を付けることで、自分に合ったヨーロッパ留学先が見つかるはずです。
イギリスは英語を学ぶ上でおすすめ
ヨーロッパの留学先としておすすめの国の一つは、イギリスです。英語を学びたいのであれば、イギリスを選ぶと失敗が少ないでしょう。なぜなら、世界で需要が高いイギリス英語を学ぶことができるからです。日本の学校で教えられるのは、多くがアメリカ英語です。それに対し、世界規模のイベントや会議ではイギリス英語の方がよく使われます。そのため、将来英語を活用して世界で活躍したいのであれば、イギリス英語を学んでおくと大きなアドバンテージを得ることができます。さらに、アメリカやオーストラリアなど他の有名な英語圏の国に比べて日本人が少ないので、英語しか使えない環境に身を置きやすいというのもおすすめポイントです。しかし、物価の高さにより、留学費用が高くなるという点は知っておいた方が良いでしょう。
マルタは予算が少なくても安心
留学の予算をたくさん用意できないという方は、イタリアの沖合にあるマルタという国がおすすめです。近年留学先として注目を集めている国で、様々な国から英語を学びに留学生がやってきます。そのため、国際交流も目的とするのであれば留学先の候補に入れるべきです。物価が非常に安いという特徴があるため、長期の滞在をしても負担が少なく済みます。さらに、治安が良いというのもおすすめポイントです。犯罪率はヨーロッパで2番目に少なく、暴力犯罪は世界で10番目に少ないというデータがあります。そのため、女性の留学先としてもおすすめです。とはいっても、一切犯罪がないというわけではなく、スリや置き引きといった軽犯罪はあるので注意は欠かせません。ちなみに、降水量が日本の3分の1なので、気候的にも過ごしやすいという特徴があります。
過ごしやすさを重視するならオランダがおすすめ
オランダは生活水準が高く、留学先に過ごしやすさを求めるのであれば非常におすすめな国です。社会保障が充実しているので、留学費用や現地での医療費を抑えることができ、もしもの時に高額な費用を請求されることが少ないです。また、日本人向けのレストランやスーパーがあるので、長期の留学でもストレスを感じることなく勉強に集中することができるでしょう。さらに、日本以上に交通網が発達しているというのもオランダの特徴です。配車サービスやレンタルバイクが普及しているので移動しやすく、より自由に観光を楽しむこともできます。半面、オランダは物価が日本よりも高いため、留学費用や医療費は抑えられても生活費を抑えることは難しいです。そのため、ある程度の費用の準備は必要になります。
おわりに
人気の留学先ヨーロッパを考える際は、
1)目的をもつ
2)治安を知る
3)予算を考える
以上のような、どういったポイントで自分に合った留学先を決めればいいのかという視点を持ち、滞在先を考えてみましょう。