フランス留学で必要な費用
フランスは芸術や街並み、おいしい食事などが魅力的な土地です。もちろん留学先としても人気が高い国!ですが気になるのはその費用です。フランス留学の際に必要な費用としては、
1)渡航費に7〜20万円程
1か月ごとに必要な費用として
2)学費に8〜15万円程
3)滞在費10〜15万円程
4)生活費5〜15万円程度
以上のような費用がかかります。渡航費は観光シーズンだと高くなるため、観光シーズンを避けて行った方が節約になるので工夫してみましょう。比較的滞在費などは高くなりますが、滞在する地域や滞在方法によっても費用は大きく異なります。また、留学生に対応している奨学金制度や学生支援プログラムもあるため、うまく利用することによって費用は節約することが可能です。
場所選びのポイント
特に費用が高くなる地域はパリ。首都であるパリは家賃が高く、アパートを借りる場合は月10万円前後はかかります。パリから離れたリヨン、学生都市であり留学生に対する受け入れ態勢が整っているトゥールなどの都市であれば5〜6万円ほどでアパートを借りることができるでしょう。できるだけ費用を節約したいのであれば、パリ以外の地域を選択するのがオススメです。滞在方法はアパートだけではなく、寮やホームステイという手段も選べます。どれを選ぶかによって費用は大きく違ってくるため、自分の予算に合った滞在方法を選ぶことがポイントとなります。
日常でできる節約
食費の節約ポイント
フランス留学の中でも大きな金銭的負担になってしまうのが食事です。フランスは物価が高く外食する場合、ランチセットを注文するだけで2,000円前後かかります。ディナーであればさらに高くなり、飲み会やホームパーティーも多い土地柄です。
フランス人はパーティーが大好きで、持ち寄りでホームパーティーを行うということがよくあります。そんなパーティーに招待された場合も手土産は必須で、ワインやお菓子を持っていくとなると出費が重なっていきます。そんな出費を避けるためには、自炊が必須!フランスは特に野菜が安く、料理ができるのであれば食費は簡単に抑えられます。ただし、主食となるパンをこまめに買うと大きな負担になるため、パスタを利用するなどの工夫が必要です。
料理ができない場合には、食事を作ってくれるホームステイ先を探すか、学生寮に入るという手段があります。自炊するよりも多少は高くなりますが、アパートで一人暮らしをするよりもホームステイや学生寮の方が滞在費が安くなる傾向です。食事代は支払う必要がありますが、十分節約することができます。食費は一番手っ取り早い節約方法です。しかし、健康を維持できる栄養をしっかり取りながら節約することが楽しい留学生活を送る上でも大切です。
留学費を節約するためには
学校選びのポイント
留学費を節約するためにはパリ以外の郊外を選ぶという方法に加え、公立や大学付属の学校を選ぶのもポイントです。この2つは授業料自体が安いため、全体的に大きな節約になります。授業料が安いからと行って授業そのものの質が悪いということはなく、きちんと授業をしてもらえます。長期的に留学したいというのであれば、費用が安いということは重要です。そのためにも公立や大学付属の学校に行くという選択をすることは非常に良い方法と言えます。また、時期を分けて私立に行ってから公立に通うということも可能です。
住宅手当支給制度
家賃を節約したい場合には住宅手当支給制度を利用するというのもオススメです。フランスの学生に対する手当支給制度ですが、留学生でも受給対象となっています。支給を受けるためにはいくつか条件が必要ですが、学生寮やルームシェアの場合には支給対象として支給を受けられる可能性が十分あります。ただし、ホームステイは申告できないケースがほとんどのため、注意が必要です。
アルバイト
そのほか、使えるお金を増やす選択肢として現地でアルバイトをするのも良いでしょう。フランスの学生ビザの場合、年間964時間ならアルバイトとして労働することが可能です。ある程度フランス語の語学力が必要となりますが、勉強にもなるためオススメの方法と言えます。
おわりに
芸術も、街並みも、食事も魅力的なことばかりなフランス。旅行では味わえないフランスの魅力を留学でじっくり味わうために、細かな節約ポイントを実践して長期滞在してみてください。