アイルランドは非常に歴史が古く、魅惑的な文化をもつ国です。エジプトのプラミッドよりも古い新石器時代の遺跡や、ケルト民族が育んだケルト文化。「ガリバー旅行記」などの物語が生まれたのもアイルランド。意外と知らないことや身近なことが多い国、それがアイルランドなのです。今回は、そんな魅力が隠されているアイルランドの留学費用と、期間をまとめてみました。
アイルランドは美食の島
食材が豊富で新鮮
アイルランドは、世界的にみても“おもてなし上手”の国だと言われているのをご存知ですか?アイルランドは一年中温暖で湿潤な気候に恵まれ、質の高い食品の生産地として昔から「フードアイランド」(美食の島)として知られています。たとえば、牛肉、豚肉、高品質なミルクから作られるチーズや乳製品、シーフードも新鮮!さらに伝統的なアイリッシュウィスキー、黒ビール、リンゴ酒など美食家たちの憧れの地とされています。
そんな恵まれた食で訪問者をもてなすのが、アイルランドの文化。留学中は、食事が合うかどうかが心配ですが、肉も魚も野菜も食べられ、煮込み料理も多いアイルランドなら心配も少なそうです。
音楽が生活に溶け込む
またアイルランドは生活に音楽が溶け込んだ国。古くから音楽が大好きでお祝いのときはもちろん、お通夜ちょっとした集まりでも、伝統的な演奏・ダンス・歌が披露されます。音楽を通してすぐに環境に溶け込めるのもアイルランドならではです!
おしゃべりな国民
アイルランド人は「弁舌の才がある」と言われるほどおしゃべりが好きな国民性をもっています。ストーリーテリングの文化があり老若男女とわず物語を語りだします。語学能力を伸ばしたい方には最適な留学先と言えるでしょう。
アイルランドの教育事情
アイルランドの義務教育は6歳~16歳まで、または3年間の中等教育を修了するまでです。日本では4月にスタートする新学年ですが、アイルランドは9月に始まります。長期休みは、クリスマス休暇・イースター休暇・夏休みの3回なので考慮しておきましょう。
教育水準は高く、とくに大学は世界最高レベルの評価です。夏季コース、セメスター留学、一年留学などがあり、オプションもさまざまあります。
また、意外と知られていませんがFacebookやGoogle、Appleなどヨーロッパのビジネス拠点をアイルランドに置いている点も注目です。
首都ダブリンに語学留学した場合の費用と期間
留学費用は、学校のコース内容やオプションの有無、シーズンによって差があります。ここではおおよその費用をご紹介します。
渡航費
アイルランド~日本の直行便はありませんが、ヨーロッパの主要都市からはたくさんの定期便が出ているので、スムーズに乗り継ぎができます。ほとんんどの場合、出発と同時日に到着することができるでしょう。イギリスのロンドンからだと、1時間足らずでアイルランドに到着します。
往復で10万円~15万円くらいはみておきましょう。
滞在費
アイルランドの人々は、非常におおてなしが好きな国民です。ホームステイで現地の食事や家庭での日常会話に触れてみましょう。ホームステイで滞在する人も多い傾向にあります。1週間1日2食付きでホームステイした場合、約2万円かかります。1か月間だと10万円くらいみておきましょう。
ビザ
日本国籍をもっていれば、ビザは不要です。3か月以上滞在する場合は、外国人登録が必要です。緊急時にそなえて、入国後一か月以内に在アイルランド日本大使館宛に、在留登録手続きをしておくと安心です。
ケルト文化
ケルト文化とは、キリスト教以前からヨーロッパ地方にあったケルト民族の文化です。アイルランドで今も話されているアイルランド語は、ケルト民族の言葉でもあります。
ケルト民族は自然を崇拝する多神教の考えを持ち、文字は使わず口承で伝えることを大切にしてきました。アイルランド島内には、いまもその崇拝や儀式の址が残っています。石を使った遺跡の数々から悠久の歴史を感じることでしょう。ケルト人が残したお城も観光地として人気です。
まとめ
アイルランドって、思った以上に留学に向いている国のようです。年間を通して比較的温暖な島国で、アイルランド人の気さくな国民性に触れながら、英語を学べる語学留学に、ぜひチャレンジしてみてください。