美しい自然と穏やかな気候や人柄が人気のリゾート地であるニューカレドニアは、観光だけではなく留学先としても人気の渡航先です。今回は、そんなニューカレドニアの留学にかかる費用について解説していきます。
ニューカレドニアとはどのような国なのか
ニューカレドニアはオーストラリアの東方にある島国で、日本の四国ほどの面積を持っています。
島の周辺や島内に残っている多くの自然、また世界遺産が魅力の島で、特に天国に一番近いサンゴ礁と呼ばれている周辺のサンゴ礁は神秘的だと高く評価されています。そんなサンゴ礁は2008年にユネスコから世界遺産に登録された経歴を持っていて、シーズンになるとダイビングなどのマリンスポーツを楽しむ人たちが集まります。
サンゴ礁だけではなく島内には多くの自然が残っているため、サンゴ礁はもちろん島全体が神秘的な雰囲気を持っていると話題になっているのです。
ほかにも温暖な気候と穏やかな気質の人々が温かく迎えてくれるところも、観光客から人気を集めている理由。距離が日本から近い点や治安がいい点なども観光先に選ばれる理由だと言います。
そんなニューカレドニアはフランス領土であることから、公用語はフランス語です。このためフランス以外にフランス語を勉強できる国として、徐々にフランス語の留学先として利用する人やエージェントが増えてきているのです。
留学する際にかかる費用の内訳について
ニューカレドニアに留学する場合にかかる費用の内訳としては、航空券代や学校費用、生活費用、宿泊費用、海外旅行保険代などが挙げられています。ただこれらはプログラムによってはプログラム料金としてまとめられていることが多く、それぞれを別の料金として支払わなくてもいい場合もあります。
特に宿泊費用は、多くのプログラムが学校側の寮やホームステイにかかる費用をプログラム料金としています。そのため基本的に留学先で自分たちが負担するようになるのは、海外旅行保険代や生活費用がメインです。
学校は2019年時点では2か所の学校が留学生の受け入れを行っており、どちらも国営の学校です。そのため費用面は安く抑えられているほか、プログラムの料金として事前に支払う形となるため追加料金などは発生しません。
ただ注意点として、航空券代はプログラムに含まれていないことが多いようです。このため自分たちで航空券は用意する必要があるものの、格安航空券など安い航空券を利用することで費用を抑えやすくなっています。格安旅行券が入手できなかった場合も、時期によっては4万円から販売されているので費用面での負担は少ないと言えます。
期間別の留学にかかる費用の平均は?
そんなニューカレドニアの留学は半年や1年など長期間ではなく、多くのエージェントが1週間や2週間程度の短期間での留学を実施しています。申し込みの際に長期間の留学を希望することも可能ですが、こちらに関しては個々の問い合わせに対応している形となるのでどの程度の期間まで留学させてくれるのか、長期間の留学の場合はどの程度の費用が掛かるのかなどの情報は公開されていないようです。
そのため留学費用の目安や平均は、あくまでも1週間から2週間程度の短期間のものとして提示されています。
これらの点を踏まえてニューカレドニアに留学する場合にかかる費用の平均は、1週間であれば40万円から45万円、2週間であれば50万円から55万円ほどだと考えられています。
学校費用や宿泊費用はエージェントによってはプログラム料金としてまとめてあるため、こちらが1週間で20万円から22万円、2週間で27万円から30万円ほどの計算です。普段の食費はホームステイ先や寮で提供されるのでそちらを利用すれば余計な出費を抑えることができますし、あとは雑費などの生活費用、航空券代や海外旅行保険代などを想定しても安い費用で留学できると言われています。
安く留学するために押さえておきたいポイント
留学費用を安く抑えるためのポイントはいくつかありますが、ニューカレドニア留学で注意しておきたいのが物価の高さです。
留学している期間中に外食を多用してしまうと費用面が高くなりやすいことから、特に食費が負担になりやすい傾向があります。ただ外食が高くなりやすいだけで、スーパーなどで売られている食材に関してはそこまで高くはないと言われています。この点を利用して外食を控えるようにしておけば、それだけで留学費用をある程度抑えることが可能です。
ただエージェントのプログラムやパックで留学している場合は、普段の食事代金もプログラム料金に含まれているので必要最低限の買い物に抑えておけば問題はありません。
また宿泊費用に関しては、エージェント側が用意している宿泊施設やホームステイ先以外を利用すると別途料金が発生してきます。そうなると余計に費用を負担しなければいけなくなるので、留学費用を安い状態で抑えたい場合にはできる限りプログラム料金に含まれている宿泊施設を利用することがおすすめです。どうしてもホームステイが嫌だという場合には、事前にエージェント側に相談しておくのも一つの手でしょう。
まとめ
今回は、美しい自然に囲まれたニューカレドニアでの留学情報を紹介しました。フランス語留学の候補地としてぜひ覚えておきましょう!