ブラジルへ語学留学
ブラジルの公用語はポルトガル語
南米の多くはスペイン語を公用語とする国が多いですが、ブラジルの公用語はポルトガル語です。16~18世紀、ブラジルはポルトガルの植民地でした。そのため今でもポルトガル語が公用語となっています。
ポルトガル語を母語とする人は、世界で約1億7500万人いるとされ、使用して言える人は約4億2500万人とされています。
これだけ多くの人に使われているポルトガル語を習得することは、大きな武器になるでしょう。
またポルトガル語は、英語やスペイン語に比べると、日本語に似ている言語と言われています。たとえば、「カボチャ」「ボタン」「カルタ」「ブランコ」はポルトガル語から来た言葉なのです。日本に初めて入ってきたヨーロッパ人がポルトガル人だということが関係しています。
ブラジルへサッカー留学
サッカーなどのスポーツ留学ができる
ブラジルと言えばサッカー王国のイメージが強いのではないでしょうか。確かにブラジルは ペレ(Pelé)などの「サッカーの神様」と言われる選手をはじめ、多くの一流サッカー選手を生み出しています。サッカーW杯で5回の優勝を誇っています。そんなブラジルには世界からサッカー留学に来る人が多くいるのです。
特に小中学生という早いうちから留学する人が多く、ブラジルのクラブチームに所属して現地のハイレベルで過酷な環境で、スキルを磨くことができます。
その他、カポエイラやダンスを習得することも可能です。
ブラジル留学のビザ・留学費用は
ブラジル留学のビザ
ブラジルに滞在する際のビザは10種類以上もあります。
「観光ビザ」・・・まず90日以内の滞在なら「観光ビザ」で滞在できます。1日だけでの滞在でもこの観光ビザは必要です。
「学生ビザ」・・・ブラジルの教育機関に留学する際は、1年間以内の滞在なら「学生ビザ」が必要です。学生ビザは、1年以上滞在する際の延長手続きを、現地ですることが可能です。
「交換留学ビザ」・・・交換留学プログラムで留学する際は「交換留学ビザ」で滞在します。交換留学ビザは学生ビザと同じく1年間の滞在ができますが、現地で延長手続きをすることができません。そこは注意が必要です。
「労働ビザ」・・・現地で労働するプログラムがある留学なら、就労ビザとなります。期間によってビザの内容が異なるので間違わないよう注意しましょう。
ブラジルのビザ事情は流動的で、種類も多いです。最新情報を確認して間違いに気を付けましょう。
ブラジルの留学費用
ブラジル留学は渡航費が高くなる傾向があります。往復で約15万円はかかってしまうので、春や秋などのオフシーズンに絞った渡航や、早めの予約で、格安チケットを狙いましょう。渡航時間は乗り換えを含め約30時間です。
語学学校に通う際は、1ヶ月で10万円~20万円程の学費がかかります。コース内容によって変動するので、自分に合ったコースをよく確認し吟味しましょう。
生活費を抑えるには、滞在方法をホームステイやシェアハウスにすると比較的家賃を抑えられます。また外食をなるべく控え、自炊をすることで食費を軽減させることができます。
ブラジル留学1ヶ月間の費用は、約30万円。1年間だと300万円程見積っておきましょう。
ブラジルの治安は安全??
強盗・誘拐・拳銃、いろいろ危険!
気になるブラジルの治安ですが、正直良いとは言えません。ブラジルでは犯罪や麻薬に絡む組織的犯罪が多く発生しているのです。拳銃を使った強盗や、短時間誘拐などの被害も多く、日本人も被害に遭っています。特に「ファベーラ」というスラム街は、犯罪が多発している地区です。絶対に立ち入らないようにしましょう!
首都のサンパウロは比較的治安も良く、日系社会があちこちに存在します。見知らぬ土地での心細い留学中、日系社会と関わりを持ちやすいサンパウロは、滞在するのにおすすめな地域のひとつです。
まとめ
今回は、ブラジル留学を考えたら知っておきたい、留学費用・ビザ・治安について紹介しました。日本の真裏にあるブラジルで、まったく違う異文化経験をすることは大きな糧となります。言語・文化の違いや治安など心配な面もありますが、その経験は必ず武器になるでしょう。